たく@教員5年目

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SDGsって何だろう?

 今日は落合陽一さんの「2030年の地図帳~新しい経済とSDGs、未来への展望~」を読みました。


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 最近よく目にしたり、聞いたりするSDGs。これが、どうやら今後の世界の、日本の、そして私たち一人ひとりの未来を予想する上でとても重要な指標となるそうなんです。この本で私が注目したことは、以下の二つです。

 

SDGsとは何か

 SDGsとは、「持続可能な世界」の実現を目指して定められた世界共通の目標のことです。これは、2010年の国連サミットで採択され、2030年の達成を目標としています。なんと17種類の目標を掲げ、その下に169ものターゲット(小目標)があります。

 

 これらの達成度合いが、世界の中でのその国が得られるポジションとなっていくことは間違いないでしょう。著者で筑波大学准教授も務める落合陽一さんは、この達成に向けて世界は4種類のアプローチがあると述べています。

Ⅰ アメリカン・デジタル

Ⅱ チャイニーズ・デジタル

Ⅲ サードウェーブ・デジタル

Ⅳ ヨーロピアン・デジタル

 

 この中でも、日本はⅠとⅡには最近押され気味で、価格・機能の面でも真正面の勝負では勝つことは難しいと思われます。そこで、重要なのがⅣの考えです。

 ヨーロッパはスイスの時計や、イタリアのファッションブランドなど、機能性というより、独自の文化や歴史によって付加価値をつけて売るという戦略を取っています。これは、長い歴史を持つ日本も同様に取れる戦略です。

 しかし、日本は文明開化や敗戦によって、欧米諸国の影響を色濃く受けたこともあり、自国の歴史や文化に付加価値を見出すということは苦手のようです。それは、中古のインテリアや家が価値を落とさず高値で売れるヨーロッパと比べて、新しい物にとびつき、中古の物の値段が激減する日本市場にも表れているのではないでしょうか。

 ただ、日本が今成功している一例として、スーパーコンピューターの話が挙げられています。機能面だけで戦うと、アメリカや中国の企業に負けてしまいますが、「省エネランキング」では3連覇を果たしています。自分の得意の分野を突き詰め、それをSDGsとつなげて世界に貢献していくことが、日本の未来でのあり方の一つだそうです。

 

②今後の世界

 世界では、人口が増えていく国もある一方で、日本は少子高齢化の一途をたどるでしょう。しかし、世界はやがてどの国も、日本のように少子高齢化に落ち着く可能性は大いにあります。その際、現時点で少子高齢化の局面を迎えている日本は、この局面を打破することで、その方法で世界でのイニシアティブを取れるとも考えられます。

 また、様々な破壊的テクノロジー(今までの社会と大きく変わってしまう技術)が発達していく中で、その一つとしてAIの進歩が挙げられます。AIにより、自動翻訳機の制度が高まり、世界の壁はより取り除かれていくでしょう。

 

 普段の生活では、目の前のことを終わらしていくことで精一杯だったので、こうやって俯瞰的に世界の動きを捉えてみることは、自分の人生の指針になるし、子どもたちに指導に当たるにおいても必要な視点ではないかと思いました。本の学びから、以下の三つを取り組んでみたいと思います。

 

1.日本は少子高齢化社会⇒お年寄りが住みやすい社会にしたい⇒地域の人材を活用して、学校でいろいろ教えてもらう。⇒1年生なら、昔遊びとか?

2.自動翻訳機の発達で英語を学ぶ意義の変化⇒個人的には、英語を学ぶ意味・教える意味はあるのではないかと思う。例えば、

日本語で話しかけてくれる外国人 と 母国語で翻訳機を介して話してくれる外国人

を比べた時に、前者の方が友達になりやすかったり、仕事しやすかったりすると思うから。でも、自分の中でも「真剣に英語を学んでも、あんまり意味がないのかな?」とブレる部分もある。だから、

・外国語指導要領を読む

・何か英語でコミュニケーションをとれるコミュニティを探してみる

3.エネルギーやエコに関心を持って行動する⇒国産のものを買う、電力会社でもエコエネルギーを供給している会社を選ぶ。

 

目の前のことに加えて、少し未来のことも見通しながら考えていけるといいなと思います😄