たく@教員5年目

小学校教員をしています👨‍🏫今年で4年目を迎えました!どうすれば自分も子どもも楽しく笑っていられるか、日々奮闘中です✏️趣味→美味しいものを食べること🍽映画鑑賞🎬旅行✈️節約や投資についても興味があって勉強中✏️よろしくお願いします🙇‍♂️

ZOOMセミナー 土作彰先生に学ぶ「子どもに伝えたい10の話」

5月16日、zoomでのセミナーに参加してみました!✨

セミナーでは事前に10の質問があり、それに対するそれぞれの答えを5人グループで共有しました。その後、土作先生から著書「学級通信のいいお話」より、先生の考える答えをお聞きするという流れで行いました。


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①学級開きで何をつたえるか。

 私は、「人をよく見て、話を聞くこと」と「失敗をチャンスに変えること」を伝えようと考えていました。これらが、子どもたちの思いやりや自信につながると考えたからです。土作先生の答えは、教室・授業は「奇跡を起こす場所」だとおっしゃっていました。それらを伝える活動として「数字の封筒」を教えていただきました。

1 数字が入った封筒を用意する。中の数字は無限であり、何かは分からない。

2 子どもたちに質問をさせることで、最後には数字が当てられる。

 

非常にシンプルな活動ですが、これだけで

「意見を出すこと」「友だちの意見を聞くこと」「先生のヒントを聞くこと」そして何より「勇気をもって間違えること」の四つもの大切なことを体験できると教わりました。これは、私の教育観とぴったり当てはまるものだったので、ぜひ真似させていただこうと思いました。

 

②先手必勝 仲間外れがでたらどうする?

 高学年女子によくある話です。これが起きた時に大事だと思ったのは、「よくあることだ」とどっしりと構えていられるかということ。そのためには、先手必勝で子どもや親に伝えておく必要があると分かりました。土作先生は「恋愛のお稽古」というたとえ話を使って、説明してくださいました。

 下の下手くそな図を見ればわかる通り、ABCちゃんは仲良しですが、AちゃんはBちゃんと二人きりで仲良くしたいと思ったようで、Cちゃんを仲間外れにしました。この時の心理はCちゃんが嫌いということもあるかもしれませんが、「Bちゃんと二人で喋りたい」という恋人のような気持ちもあり得るということです。これが私には目から鱗でした。「仲間外れ」と聞いただけで「それはダメだ!」と言ってしまいそうでしたが、「みんなとではなく、二人でゆっくり喋りたい」という気持ちは、とてもよくわかる感情だったからです。そう考えると、一概に「三人で仲良くしなさい!」とは言えないと思いました。

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 そのため、事前にそういったことは起こると伝えておき、解決策として、他のDEちゃんと仲良くなる、本や絵などで楽しめるものに取り組んでみるなどの解決策を提示しておくことが大事だと分かりました。伝えておくだけで、「あ、前先生が言ってたあれがきた!」と、子どもも保護者も準備ができ、不満というより前向きな相談・検討ができるはずです。

 

③ごみを拾える子クラスにするにはどうしたらいいか。

 この話で心に刺さったのは、「見えるものに気づかないのに、見えないものに気づくのか」という言葉でした。見えているごみも取れない人間が、見えない友だちの心をくみ取れるわけがないですよね。

 あとはきれいにするのは「心をそろえるため」という話もありました。買ったばかりのノートの一文字目は、すこしぐらいきれいに書こうという心理が人には働きます。スリッパが並んでいるトイレも同じことが言えそうですね。アメリカのどこかの州で「割れ窓理論」というものが実証されていましたが、その話も通じるところがありますね。きれいな状態は、心を良い方向に向け、みんながきれいな状態を心がけようという気持ちにしてくれます。

 

他にもいろいろな子どもに語れそうな話、読んでみたい・見てみたいと思える本や映画しえていただけました。いろいろな方と話すのはとても疲れましたが、とても勉強になった2時間でした!

 まずは今日得た学びの一つをクラスで話をする。その後、それを通信にして保護者にも発信しよう!と思いました😊