たく@教員5年目

小学校教員をしています👨‍🏫今年で4年目を迎えました!どうすれば自分も子どもも楽しく笑っていられるか、日々奮闘中です✏️趣味→美味しいものを食べること🍽映画鑑賞🎬旅行✈️節約や投資についても興味があって勉強中✏️よろしくお願いします🙇‍♂️

読書:日本再興戦略~読むと賢くなった気がする笑~


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高学歴な従兄弟から薦められ、ようやく読むことができた。
僕が読み取れたのは、落合陽一さんが考える、今の日本の時代に合わせて変わるべき点と、今後の世界の変容する点の二点だった。

1日本の変わるべき点 
・西洋の一つに権利を束ねて再分配する「平等」の考え方は、日本の多神教の実情から考えて合っていない。試験のカンニングは許されないや、早く並んだ人は早くサービスを受けれるなどの「公平・公正」に重きを置くべき。
・国がみんなを束ねる「中央集権的社会」は、民主主義を実行するには人数が多すぎる。そのため、地域ごとに最適な行政が行いにくい。市や町などがICO等で自ら使えるお金を集められる仕組みを整えることで、地域をより魅力的に再活性化することができる。
リーダー像も、非中央集権化していく。何でもできるスーパーマンタイプより、何かずば抜けているが、他はできなくて助けてもらえる愛されるリーダーが求められていく。
・一つの会社に養ってもらうのではなく、自分の価値を高めて稼いでいく時代。専門性を磨きながらも、兼業し、多方面の力を身につけることでオンリーワンの存在になる必要がある。
兼業を認める社会になると、優秀な人材は他に行き、そうでない人は会社にしがみつく傾向がある。人材をクビにすることも緩和する事で、人材を流動化し、様々な能力をもつ人材の交流を促す。
ワークライフバランスは時間が人の労働単位になっていることが、時代に合っていない。時間ではなく、価値あるものを生み出しているかどうかが大切。価値ある物を生み出せる自分になるためには、生活と仕事を切り離して考えるのは難しい。だから、ワークアズバランスで考える。すると、生きていることが仕事につながるため、大切なのは仕事をストレスに感じない「ストレスマネジメント」になってくる。マネジメント方法は様々で、自分の苦手分野は他人にお願いしたり、 そもそも価値を生み出さない仕事はやらなかったりすることである。趣味や筋トレなども良いようだ。
・近代は画一的な人間を量産する事が、日本の高度経済成長につながったが、それは弊害として、マジョリティーとマイノリティーを生み出し、差を意識させるきっかけにもなった。画一的なことは機械にやらせ、現実とバーチャル、手と義手など、様々な人・ものが入り混じり、多様性が寛容される社会になるべきだし、なっていく。
・自分の武器を身につけるために、小学校では好きなものをみつける。昔から、松下村塾など、尊敬する人から日本人は学ぶことに向いている。全体指導だけでなく、個別指導にも目を向けるべき。


2 これからの世界の変容
・自動翻訳により、言語の壁が薄くなる。それにより世界の競争が激化する。
・自動運転が発達し、移動時間がほかの時間に当てられるようになる。そのため、寝る、仕事をする、勉強するなど使い方は自由だが、能動的に動かなければならない時間が増える。地方と都会の差が縮まる?
・5Gの発達により、施術機械を遠隔操作や、映像での会議などが行えるようになる。
少子高齢化のおかげで、仕事の機械化による労働者のクビを行う必要がない。中国やインドに先駆けての少子高齢化に日本はなるため、それに対するモデル国になり、機械が売れたり、国際的地位を高められる。

3まとめ
1人の人が、これほどまで国や世界の問題点や未来を見据えていることがすごいと思った。教師という立場上、本来はこれぐらい見通す力を持って教育に当たるべきだが、それは本当に難しい。こうやって本を読むことで、自分では気づかない考えや社会の動きを感じとれるようにしたい。
これからやっていくこと
・尊敬できる先輩を見つけ、学ぶ。
・自分の強みや弱さを再確認し、専門性を磨く。その後、他の分野の人ともつながっていく。
・ワークアズバランスとして、自己研鑽とストレスマネジメントを意識する。