たく@教員5年目

小学校教員をしています👨‍🏫今年で4年目を迎えました!どうすれば自分も子どもも楽しく笑っていられるか、日々奮闘中です✏️趣味→美味しいものを食べること🍽映画鑑賞🎬旅行✈️節約や投資についても興味があって勉強中✏️よろしくお願いします🙇‍♂️

読書:世界に通用する子どもの育て方

皆さんは、子どもになにを願って日々接していますか?
どんな人でも、最後は「子どもの幸せ」に行き着くのではないでしょうか。
しかし、そのはずなのに叱ることが多くて子どもとうまく関われない、というのが私の悩みです。
この本では、幸せを願うはずが、成功を願ってしまっていないか?と示唆してくれています。

成功は、年収や学歴など、他者と比較したもので表されることが多い一方で、幸せはその子自身の気持ちの問題です。科学的なデータとして、幸せな人は、自ずと成功する可能性が高いそうです。

ではどうすれば、子どもたちは幸せな気持ちになるのか。それは、三つの基本的欲求を満たすことだといわれています。
人間関係、自己決定、自己効力感です。

人間関係は、まずは親子の関係が何より大切です。よい関係かどうかは、子どもが「無条件の愛を感じている」かどうかが鍵となります。テストでよい点を取ったときだけ笑顔で誉められるのではないということです。

無条件の愛を伝えるためには、スキンシップ、分かりやすい愛の言葉、結果にとらわれないギフト、ともに活動する時間など、様々な方法があります。
しかし、時には叱らなければいけないこともあります。その時は、Iメッセージが有効です。相手の人格を否定することなく、私はそんなことをされると悲しい。私はとても心配したと、相手のことを思う気持ちを伝えることが大切です。

自己決定は、自分のことを自分で決められることですが、自分にとって望ましくない宿題や手伝いなどでは、やらないという決定をしてしまいがちです。それではダメなので、選択肢を与えることが重要です。
やらなくてはいけない理由を丁寧に伝え、宿題は何時からにする、明日の準備はいつするなど、自分で決めさせます。このとき、できなかったときのバツを伝えることは、自己決定を阻害し、やらされている気持ちになるのでやめるべきです。時間になるまで、言いたくてもぐっとこらえます。できたときに、やればできるね!さすがだね!がんばったね!とたくさんほめてあげましょう。自分で決めて自分でできたことは、自己効力感にも繋がります。

自己効力感は、結果ではなく過程を認めることで感じられます。必ずできると信じながらも、できなくても叱らない。できなかった辛さに寄り添い、頑張りを認め、次どうするかとも考えていきます。

以上のことをするためには、まずは親の気持ちも満たされていなければいけません。(セルフコンパッション)
自分を満たすためには、
1自分は今悲しい気持ちになってるなぁなど、自分を客観的に捉え
2他者と比べてダメな自分を否定せずに、まぁ誰でもそういうことはあると、他者との共通性に目を向け
3 自分の気持ちを前向きにするために、自分に優しくする方法を考える。(甘いもの食べる、友だちと話す、運動するなど)

他にもたくさんの知恵が、科学的根拠を元にして挙げられていました。
私は二学期から、
・休み時間に子どもと遊ぶ (無条件の愛)
・問題行動を見たら、丁寧な理由説明とIメッセージで伝える。できるだけ個別に話をして、全体で話すときは、責めるではなく応援する空気づくりを。 (無条件の愛)
・つまづいている子には、第一声で、難しかったなぁ、ようがんばったなぁと、共感の声をかける。(自己効力感)
・日々の取り組みで、うまくいったこと、いかなかったことを客観的に振り返り、どうするか考える。(セルフコンパッション)
をしていこうと思います。
できない自分も認めながら、子どもといっしょに成長していけるといいな(^^)

皆さんもぜひ一度読んでみてください!


f:id:taku-anthologys:20190804234212j:image